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フラメンコ舞踊家。国境なきフラメンコを目指し、日々奮闘中。


by gordita0701

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Orgullo 誇り

去年の私の公演で、
福田こうへいさんという岩手を代表する民謡歌手とのコラボのシーンについて
沢山の方々に
うれしいコメントをいただいた。
何ヶ月も経った今でも、いろんな場所で
話題にしていただく機会がちらほらあり、

本当に思い切ってやってよかった、
失敗を恐れず
突き進んで良かったと
終わってからもしみじみ思う。

だので、
なんで、あれ?を説明したいと思う。

フラメンコに出会ってから、17年程。
盲目に突き進んできた。
花の20代もデートもせず、
もくもくと東京やマドリッドのお化けの出そうな地下室で
練習した。
ガスも水道も電気も止められても
フラメンコだけはやめなかった。
そして今。

フラメンコの本場、スペインで
フラメンコを仕事としてから感じること。
やっぱり、壁は厚い。。。。。。

これは、まつがいなす。(間違いなし)

フラメンコはやっと何年か前に世界文化遺産になり、
世界に広めよう、フラメンコの輪!
のようだけど、

でも、
フラメンコって世界は
実際そんな簡単なものではないから
泣けるし、感動もするもんだ。

同じ釜の飯を食った友でも、
実際ガチンコのお互い仕事競争相手になると、
ヒターノだろうがパジョだろうが
スペイン人としてのOrgulloか(誇り)があるから、

レベルの高いショーを見せるところなどでは、
アジア人がショーを締めくくるのは
いくら友達で、仲間でも
踊りが良くても悪くても、
どうしても違和感があると抵抗する。
そりゃそうだ。
じゃ、トップバッターだったらいいんかいな?

ただ、それをも突き抜けたレベルなら
それは反発できるだろうが、
私はまだまだ発展途上なので
ぐっと下唇を噛んで
修行に励むしかない。

こんなシチュエーションに遭遇すると、
私は一体誰なんだ、と
私も自分の根っこをいやがおうでも
探す。
そうすると、

岩手の大自然、子供の頃育った環境、
街のお祭りなどが浮かんでくる。
私を日本人として
この世に産み出してくれた
両親に感謝。

どんな逆境が訪れても、
私は決してスペイン人になりたいとは思わない。

私は日本人としてのOrgulloを大事にし、
これからも生きていく。

だから、私の肩書きは、フラメンコ舞踊家ではない。
中田佳代子だ。

中田佳代子が肩書きだ。

なぜなら、
手段はなんだっていい、自分の言いたいこと伝えたいことを表現できれば
何だっていいのだから。
フラメンコだって、阿波踊りだって、さんさ踊りだって、
なんでもいい。

私にとってのプーロフラメンコは、
中田佳代子であること。

名刺
中田佳代子 
だけで通用するのが理想。

ジャンル、カテゴリー、枠を超えて
これからも
中田佳代子を
踊って行きたい。

今私に必要なのは、
最強のメンタル!!!

野良猫ガッツでガンバローーー!
by gordita0701 | 2013-02-11 19:20

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